次回予約設定が上手なエステサロンオーナーがやっている3つのこと
個人サロンのオーナーさん、毎月リピートしてもらいたけど、次回予約がなかなか取れなくて……といったお悩みはありせんか?
「施術に満足してくれてもリピーターにはならない」「次のご予約は?の一言が言えない」など、固定客を増やすのは大変ですよね。
そんなあなたに、「次回予約を取って売上アップにつなげる3つの方法」をお伝えします。
解決策1「次回予約ができることをお知らせする」
そもそもエステサロンのお客様には「次回予約」を入れるという習慣がありません。つまり、いきなり、次回の必要性を話したり「次回予約はいつにしますか?」と聞かれるとお客様は戸惑ってしまいます。
そこで、大切なのは「次回予約を入れることができる」ことをお客様に知って頂くことです。
方法としては名刺サイズのメッセージカードなどに「当サロンは「次回予約制」をおすすめしています」と一言メッセージを書いて、ドレッサーの前・お手洗いなどお客様から見える場所においておきます。そうすると、お客様は「このサロンには次回予約制があるのね」と認識することできます。
ここで大切なのは、次回予約をすると●%オフ!などのメリットは敢えて書かないでおくこと。
なぜなら、ポップの目的はお客様の方から「次回予約って何ですか?」と聞いてきてもらうことだからです。そのためには、情報は最小限にしておくことです。すべてを書いてしまうと、もう、質問することがなくなりますから。
そして、何よりもお客様の方から【次回予約って何ですか?】と聞かれた方が話しやすくなります。もし、聞かれなかったとしても事前にアナウンスがしてあれば、「こちらにもあるように、当サロンは次回予約制をおすすめしています」とサロン側からも話が切り出しやすくなります。
解決策2「次回予約のメリットを伝える」
1の解決策でお客様に次回予約ができることをお伝えしたあとは「次回予約のメリット」をお話しましょう。
「なぜ、今日、次回予約をするといいのか?」そのメリットを3つほど伝えるとよいです。
その際、「次回予約の3つのメリット」を、箇条書でもよいので一覧表に、書き出しておくこと。
ポイントは「一目でわかる」ことです。口頭で話すよりも、視覚で確認できた方がわかりやすいのと、あなたも話すことがまとまるのでスムーズに話をすすめられますよね。
例えば、次回予約をおすすめする理由
- その1 美しくなる習慣ができる
- その2 わざわざ予約を入れる手間が省ける
- その3 効果を持続させやすい
などです。
ついついサロンとしては●%オフや、時間延長などの「特典」となる事をお伝えしたいと思いますが、まだ、この段階ではお客様には次回予約の必要性やメリットが理解できていない状態です。
その時に、いきなり割引や特典の話をされても、お客様からすると「なぜ、次回予約なの?」と疑問が残ったままです。
人はちょっとした疑問があるとその先まで思考が回らない性質があります。そこで、焦らずにそのメリットをしっかりお伝えしましょう。大切なのは、お客様が次回予約の必要性の理解度の深さ。焦らずに丁寧に次回予約のメリットをお伝えしてください。
解決策3「次回予約の特典を伝える」
1でお知らせをして心構えを作り、2でそのメリットをお伝えしたら、いよいよ特典を伝えていきましょう。
特典の種類としては、割引・時間延長・体験価格のままでOKのように、金額、もしくは時間でお得感を感じてもらうこともできます。これは、もっとも基本的な次回予約の考え方です。
ですが、この方法だと、毎回、次回予約の時に、割引・時間延長をする必要が出てきます。そこで、もし、あなたのサロンの方針として割引、時間延長はできるだけ取り入れたくない、また、毎回、割引・時間延長は難しい場合は、初回来店の時だけ購入できる「3回チケット」をご提案するのも一案です。
3回チケットご提案の大義名分としては、次回予約特別バージョンとして“3回チケット”。このチケットには、当然のように割引・時間延長の特典があります。ですが、それは3回で終了となる。つまり、このチケットを購入されると3回来店されることがほぼ確定します。
これでサロン側としても一安心できます。また、サロン最大のメリットとしては、お客様は少なくとも3回来店されることで、お互いの信頼関係を深めることができるため、4回目の予約を促しやすくなります。
まとめ
【次回予約をスムーズに取るには焦らず心構え作りから】
売上アップするには次回予約率が高いに越したことはありません。ですが、焦りは禁物です。次回予約がすいすい取れるエステサロンのオーナーさんが大切にしていることは、お客様の心の状態を把握すること。こちらの思いを伝える事よりも、まず、お客様が今、どう思っているかを常に考えています。
もし、来店当日に次回予約が取れなかったとしても、特に問題はありません。なぜかというと、1~3のプロセスでお客様にお伝えしている為、お客様には十分、次回予約が取れるサロンだということが伝わっているからです。
当日に次回予約がとれなくても、後日、メール、LINE、予約サイトなどお客様が予約を入れやすくできる方法をお伝えしておきましょう。