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おもてなし お茶出しって本当に必要?

おもてなし

古語の『表裏(おもてうら)なし』──つまり、“表も裏もない、真心からのふるまい”

個人サロンでは、施術の前や後にお茶を出すところが多いですよね。

ハーブティーや季節の飲み物、かわいいカップにこだわっているサロンもたくさんあります。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみたいのです。

それ、本当に必要?

ひと昔前までは、「ウェルカムドリンク」「アフタードリンク」が流行して、お茶やお菓子を出すことが“おもてなしの証”のように感じられていました。だから、当たり前のようにお茶を出す。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみたいのです。

それ、本当に必要?

と、いうのは。

先日、クライアントさんからこんなご相談がありました「お客様がなかなか帰ってくれないんです。。。お話してくださるのは嬉しいのですが、私にも時間があって。帰る時間が遅くなることもあるし。でも、帰ってくれっていえないし。。。」

ですよね。個人サロンの良さって、一人一人のお客様としっかり向合える。施術もだけど話することが楽しみでご来店されてる方もいらっしゃるのは事実。でも、オーナーさんにもほかにやることもあるし、何より時間を使う。目に見えないけど「時間」は大きな価値です。時間はただじゃないから・・・

そこで、ちょっと考えてみてほしいなと思うんです。どこに価値を感じてもらうのか?どの価値を大切にするのか?

「おもてなし」の本来の意味

「おもてなし」は、古語の『表裏(おもてうら)なし』──つまり、“表も裏もない、真心からのふるまい”です。

例えば「癒し」に価値をおいたふるまい、サービスと考えた場合、じっくりお話を聞いて美味しいお茶・お菓子をふるまう、心和み癒しを提供する。つまり、これも「おもてなし」

一方で「時間」に価値をおいた場合、お互いに大切な時間を使っている視点でお約束した時間内でサービスを提供させていただく。例えば施術時間が90分であればお着換え、もろもろ含めても長くて120分で終わらせる。

私が思うのは——時間は有限だということ。

お客様は、数時間という“人生の一部”を使ってあなたのサロンに来てくださっている。

その時間を、どんな体験にするのか。それを決めるのは、サロンの側です。

お茶を出すかどうか、ではなく、その時間をどう使い、何を感じてもらうか。

“お茶”はその一つの手段であって、本当の目的は「この時間を大切にしてもらえた」と感じていただくこと。


お茶の見直しは、サービスの形ではなく、“時間の使い方”と“在り方”を見直すきっかけ。

お客様の時間をどう扱うか——それが、サロンのおもてなしの真価を決めるのかもしれません。

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