【エステサロンのリピーターが増えない理由】新規集客ばかり追いかける経営から抜け出す方法
こんにちは。
株式会社ネクステージ代表の岡崎美幸です。
「新規のお客様は来るんです。でも、なぜか2回目につながらないんです。」
エステサロンのオーナー様から集客についてご相談をいただく中で、これは本当によく聞く悩みです。
Instagramを頑張っている。
ホットペッパービューティーにも掲載している。
Googleマップからも少しずつ新規のお客様が来るようになった。
一見すると、集客自体はできているように見えます。
それでも売上が安定しない。
毎月、新しいお客様を集めなければ売上が落ちる。
広告を止めるのが怖い。
来月の予約表を見るたび、不安になる。
もし今、この状態になっているのであれば、見直してほしいのは「新規集客の数」だけではありません。
リピーターが増える仕組みができているか。
ここを一度、本気で見直してみてください。
エステサロンの経営を安定させるためには、新規集客はもちろん重要です。
しかし、新規のお客様を毎月ゼロから集め続ける経営には、どうしても限界があります。
広告費もかかります。
集客に使う時間も増えます。
価格競争にも巻き込まれやすくなります。
一方で、「またここに来たい」と思ってくださるお客様が少しずつ増えていけば、経営は大きく変わります。
今回は、「エステ 集客できない」と悩んでいる方の中でも、特に「新規は来るのに売上が安定しない」「リピーターが増えない」と感じている方へ向けて、リピートされない原因と改善の考え方を詳しくお話しします。
エステサロンの集客は「新規を集めたら終わり」ではない
集客という言葉を聞くと、どうしても「新規のお客様を増やすこと」をイメージしがちです。
確かに、新規のお客様との出会いは必要です。
しかし、新規のお客様が10人来ても、その10人全員が一度きりで終わってしまえば、翌月にはまた10人集めなければなりません。
そして翌月も、その翌月も同じです。
これは例えるなら、底に穴が開いたバケツへ水を注ぎ続けているようなものです。
どれだけ新しい水を入れても、下からどんどん流れていく。
だから忙しいのに売上が安定しない。
「今月は新規が多かったから良かった」
「来月は予約が少ないから怖い」
という状態を繰り返してしまいます。
ここから抜け出すために必要なのが、新規集客とリピート対策をセットで考えることです。
なぜエステサロンではリピートが重要なのか
エステは、一度商品を購入して終わるビジネスではありません。
肌の悩み、体型の悩み、疲れ、年齢による変化など、お客様が抱える悩みの多くは、一度の来店だけですべてが完結するものではありません。
だからこそ、本来は継続的な関係を築きやすい業種です。
それにもかかわらず、リピーターが増えないのであれば、「技術が悪い」と決めつける前に、来店前から退店後までの流れを確認してみる必要があります。
実際、リピートされるかどうかは、施術中だけで決まっているわけではありません。
予約前の印象。
来店時の対応。
カウンセリング。
施術中の会話。
施術後の説明。
次回来店への提案。
退店後のフォロー。
こうした一つひとつの体験が積み重なって、
「また来たい」
になるのです。
リピーターが増えないエステサロンに多い7つの原因
1.初回来店の目的を深く聞けていない
カウンセリングで、
「今日は毛穴ですね」
「肩こりが気になるんですね」
と表面的な悩みだけを確認して終わっていませんか?
お客様が本当に求めているのは、その一つ先にある未来です。
例えば毛穴に悩んでいる方でも、
「ノーファンデで外出したい」
「写真を撮るときに肌を気にしたくない」
「人と近くで話すことに抵抗を感じたくない」
など、求めている未来は人それぞれです。
この部分まで理解できていると、お客様への提案は大きく変わります。
「毛穴ケアをしましょう」
ではなく、
「○○さんが気にされている頬まわりは、今後こういう流れでケアしていくと良いと思います」
という提案ができる。
この“自分のために考えてくれている感覚”が、信頼につながります。
2.一度の施術ですべてを売ろうとしている
初回来店のお客様に、
「この回数券がお得です」
「今契約すると割引になります」
と、急いで契約をすすめてしまうサロンもあります。
もちろん、必要な提案をすること自体は悪いことではありません。
ただ、お客様の気持ちが追いついていない段階で提案を強くすると、「売られた」という感覚が残ります。
エステに初めて来る方の中には、
「勧誘されないかな」
「高額な契約を迫られたらどうしよう」
という不安を抱えている方もいます。
大切なのは、売ることよりも、
「この人は私のことを考えて提案してくれている」
と思ってもらうことです。
必要なものを必要なタイミングで伝える。
この姿勢の方が、結果的には長い関係につながります。
3.次回来店の理由が伝わっていない
施術後、
「また気になったら来てくださいね」
で終わっていませんか?
これは一見、お客様にプレッシャーを与えない優しい対応に見えます。
でも実は、お客様側からすると、
「じゃあ、いつ行けばいいんだろう?」
となってしまいます。
次回来店の提案は、営業ではありません。
必要性を分かりやすく伝えることです。
例えば、
「今日の状態を見ると、次回は3〜4週間ほど空けて見せていただけると、変化を確認しながら次のケアを考えやすいです」
など、理由を添えて提案する。
そうすると、お客様も判断しやすくなります。
「次回予約を取らせる」のではなく、
次に来る意味を理解してもらう。
ここが非常に重要です。
4.施術後のフォローがない
来店時は丁寧なのに、退店した瞬間に関係が切れてしまう。
これはもったいないです。
例えば施術翌日に、
「昨日はありがとうございました。肌の状態はいかがでしょうか?」
と一言メッセージを送るだけでも、印象は大きく変わります。
もちろん、毎回長文を送る必要はありません。
大切なのは、
「来店後も気にかけてくれている」
と感じてもらうことです。
特に初回来店のお客様は、施術後の変化について不安を感じることもあります。
そんなときに質問できる環境があるだけでも、安心感につながります。
5.価格以外の「通う理由」が弱い
初回3,980円。
新規限定50%OFF。
このようなクーポンで来店してもらうこと自体は問題ありません。
ただ、二回目以降に通常価格へ戻った瞬間、
「ちょっと高いかな」
と思われてしまうケースがあります。
これは価格が高いことが問題なのではありません。
価格以上の価値が十分に伝わっていないことが問題です。
例えば、
- 自分の悩みに合った施術を提案してくれる
- 毎回状態を確認してくれる
- 自宅ケアまで教えてくれる
- 話をしっかり聞いてくれる
- 自分では気づかなかった変化を教えてくれる
こうした体験が積み重なると、お客様は「施術時間」だけに料金を払っている感覚ではなくなります。
人は安いから通い続けるのではありません。
「ここに来る意味がある」
と思うから通います。
6.お客様全員に同じ接客をしている
マニュアルを整えることは大切です。
しかし、全員へ同じ対応をすれば良いわけではありません。
静かに過ごしたい方もいれば、たくさん話したい方もいます。
美容について詳しく知りたい方もいれば、難しい説明はあまり聞きたくない方もいます。
毎回同じ説明。
毎回同じ会話。
毎回同じ提案。
これでは、お客様との関係は深まりにくくなります。
技術を提供することはもちろんですが、エステは非常に人との距離が近い仕事です。
だからこそ、「この人は私のことを覚えてくれている」という感覚が大きな価値になります。
7.新規集客ばかりに意識が向いている
意外と一番多いのがこれです。
新規が少ない。
広告を増やそう。
Instagramをもっと投稿しよう。
新しいキャンペーンを作ろう。
もちろん必要なこともあります。
でも、その前に、
「先月来てくださったお客様は、なぜ戻ってきていないのか?」
を考えてみてください。
ここに大きなヒントが隠れていることがあります。
集客できないと感じたときほど、「まだ会っていない人」ばかりを見るのではなく、すでに来てくださった人を大切にする。
これが安定したサロン経営への第一歩です。
リピーターが増えるサロンが実践していること
お客様の変化を一緒に確認している
お客様自身は、毎日鏡を見ています。
そのため、少しずつ起きている変化には気づきにくいものです。
そこで、
「前回と比べてここが変わっていますね」
「最初に来られた頃より、○○が良くなっていますね」
など、専門家の視点から変化を伝える。
これだけでも、お客様は
「ちゃんと変わっているんだ」
と実感できます。
もし写真撮影などを行う場合は、当然ながらお客様の同意を得たうえで活用しましょう。
変化を見える化することは、継続する理由にもつながります。
次回のゴールを共有する
施術のたびに、その日だけの結果で終わらせないことも大切です。
「次はここを目指しましょう」
「○月頃までにこの状態を目標にしていきましょう」
と、少し先の未来を共有する。
すると施術が「単発のサービス」ではなく、「理想へ向かう過程」になります。
エステティシャンとお客様が一緒にゴールを目指している感覚が生まれるのです。
LINEを売り込みではなく関係づくりに使う
公式LINEをキャンペーンのお知らせだけに使っていませんか?
「今月限定キャンペーン!」
「空き枠あります!」
これだけが毎回届くと、お客様にとっては広告と同じになってしまいます。
それよりも、
季節に合わせた美容情報。
自宅でできるケア。
サロンでよく相談される悩み。
など、受け取る価値のある情報も届ける。
その中で必要なタイミングにキャンペーンや空き情報を案内すれば、売り込み感も軽減できます。
新規集客とリピーター対策は、どちらが大事?
「じゃあ、新規集客はしなくていいのでしょうか?」
もちろん、そんなことはありません。
新規集客も必要です。
重要なのは、
どちらか一方ではなく、両方を設計することです。
例えば、
Google検索から新規のお客様に見つけてもらう。
Googleマップの口コミを見て安心してもらう。
ホームページでサロンの考え方を知ってもらう。
Instagramで人柄や雰囲気を感じてもらう。
来店後は、丁寧なカウンセリングと施術を行う。
LINEなどを活用して、その後も関係をつなぐ。
そして再来店していただく。
これが一つの集客導線です。
新規集客だけでもダメ。
リピート対策だけでもダメ。
入口から再来店まで、一本につながっていることが大切です。
SEOはリピーターづくりにも活用できる
SEOというと、新規顧客を集める施策だと思われがちです。
しかし、ブログは既存のお客様との関係づくりにも活用できます。
例えば施術後、
「今日お話ししたホームケアについて詳しくまとめた記事がありますので、良かったら読んでみてください」
と案内することもできます。
記事の中で専門的な情報を分かりやすく伝えられれば、サロンへの信頼もさらに高まります。
ホームページやブログは、検索順位を上げるためだけのものではありません。
お客様との接点を増やし、信頼を積み重ねるための資産でもあるのです。
「集客できない」と感じたら数字を見る
感覚だけで集客を考えてしまうと、どこを改善すべきか分からなくなります。
例えば、
「最近予約が少ない気がする」
ではなく、
新規来店数は何人だったのか。
そのうち何人が二回目に来店したのか。
どの媒体から来店したのか。
どのメニューのリピート率が高いのか。
こうした数字を簡単でもいいので記録してみてください。
仮に新規のお客様が十分来ているのに売上が安定しないのであれば、集客媒体を増やすことよりも、再来店の部分を改善する方が先かもしれません。
逆にリピート率は高いのに新規が少ないのであれば、SEOやMEO、Instagram、ホームページなど入口側の改善が必要です。
原因によって打つべき施策は変わります。
だから私たちは、ただ「Instagramをやりましょう」「SEOをやりましょう」と提案するのではなく、まず今の集客導線がどうなっているのかを見ることが大切だと考えています。
株式会社ネクステージが考える「選ばれ続けるサロン」
私がエステサロンの集客について考えるとき、目標は「予約を一件増やすこと」だけではありません。
もちろん、問い合わせ数や新規来店数は重要です。
でも、本当に強いサロンは、
一度選ばれたあとも、選ばれ続けています。
広告を見て来店していただく。
そこで終わるのではなく、
「またこの人にお願いしたい」
と思ってもらう。
そして、いつかそのお客様が、
「私が通っているサロン、すごく良いよ」
と誰かに話してくださる。
ここまでつながったとき、集客は広告だけに頼るものではなくなります。
口コミ。
紹介。
Google検索。
ホームページ。
SNS。
既存のお客様。
これらが少しずつつながり、サロンそのものが集客できる状態をつくっていく。
これが、株式会社ネクステージが考える理想的な集客です。
まとめ|新規を増やす前に「もう一度来たい」と思ってもらえる仕組みを
「エステで集客できない」
そう感じると、どうしても新しい施策を始めたくなります。
広告を増やす。
SNSを増やす。
クーポンを作る。
もちろん、それが必要なケースもあります。
でも、新しいお客様を集める前に一度だけ確認してみてください。
今来てくださっているお客様は、また来たいと思える状態になっているでしょうか。
カウンセリングは十分でしょうか。
次回の提案に理由がありますか。
施術後のフォローはできていますか。
価格以外に「ここへ通う理由」が伝わっていますか。
一つずつで構いません。
小さな改善を積み重ねることで、リピーターの数は変わっていきます。
新規集客は「出会うための仕組み」。
リピーター対策は「関係を続けるための仕組み」。
どちらも整って初めて、エステサロンの集客は安定していきます。
株式会社ネクステージでは、ホームページ制作だけでなく、SEO対策・MEO対策・ブログ運用・SNS活用などを組み合わせながら、サロンごとの集客導線づくりをサポートしています。
「新規は来るのに売上が安定しない」
「リピーターがなかなか増えない」
「広告ばかりに頼らない集客を作りたい」
そんなお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
集客とは、ただ人を集めることではありません。
出会ったお客様から、長く選ばれ続ける仕組みをつくること。
私は、それこそがサロン経営を強くしていく一番大切な考え方だと思っています。
株式会社ネクステージ
代表 岡崎 美幸